レバレッジポートフォリオ 7/1開始
突然ですが、レバレッジポートフォリオなるものをネットで見つけたので運用してみたいと思います。
要点として
SPXL(S&P500ブル3XETF)
の三種のETFを使用して、適切な比率を守ることにより資産形成を図りたいと思います。
SPXLはSPY(S&P500指数)の三倍の値動きをするETFとなっています。
ただ、SPXL単体で運用するとボラリティが高すぎて、長期ではSPYの成績を下回ります。
リーマンショック等で90%以上ダウンしますから、ボラリティが高いとそこから元の株価に戻るまでレバレッジ無しより回復が遅くなります。
では、キャッシュを一定額保ち安全な資産配分で運用するのはどうか?
キャッシュを厚めにSPXLを一定の比率を作るとすると、SPY単体で買うのとあまり変わらなくなるわけですから成績が極端に下がり通常ETFであるSPYと拮抗します。
SPXLは経費率約1%程度と高い。
SPY単体は経費率が安く、尚且配当が増配していく事を考えると、もろもろ費用が高いSPXLとキャッシュのポートフォリオは、SPY単体と比較しほとんど旨味が無いことになります。
要はレバレッジをかけなくても、リバランス面倒だしSPY単体買っておけば良いじゃないと。なる訳です。
そこで、SPXLの最適な使用方法について考えてみました。
SPXLの扱いは基本短期売買用です。
相場の流れを読んで使用するものです。
2010年からの過去データしかありませんから、右肩上がりだと勘違いしそうになりますが、リーマンショック等の大暴落を受ければ全てを失う破壊力を備えたETFです。
なので一本だけ買って買い持ちする戦略は絶対に避けなければいけないETFと言う認識です。
であれば、長期間投資であっても、ただ買い持ちするのではなく細かくリバランス(短期トレード)する運用方法であれば問題無いと考えた訳です。
例えばSPXLが値上がりした際、売却をすることにより利益が出ます。
その利益の保存先としてTMFを使用する。
株価暴落などで下落基調の時はTMFが価格上昇しSPYと逆相関の動きをする保険的な役割になる。
通常の長期ポートフォリオより短期(一ヶ月位)で細かくリバランスする事により、小さい利確をし続け下落に備えると言ったイメージです。
PF1=SPXL28% : TMF52% : IAU20%
PF2=SPY100%
投資額が約6倍になってますね。
SPYが3倍程なのでSPYより効率よく運用できていること分かりますね。
ソルティノレシオはPF1…1.97 PF2…1.41
とやはり驚異的ですね。
SPY単体も十分に凄いんですが(^o^)
あともう一つ。
US Mkt Correlation (米国市場との相関性)の数値です。
SPYは当然1.0として、レバレッジポートフォリオは0.06です。
株が仮に大暴落したとしても、トータルで見るとほとんど影響を受けないという事です。
この数値はIAU(金ETF)単体で運用した数値0.08より低い結果となっております。
ソルティノレシオが高く、相関性も少ない、とても安定したポートフォリである事が数値から読み取れます。
昨晩、NISA口座で10万円分程買付を行いました。
あくまで少額運用で要所で追加投資を行っていきたいと思います。
現在運用しているポートフォリオは増配&高配当に偏りすぎており、他に伸びているセクター(※ハイテク・医療等)にほとんど投資出来ていませんでした。
そこが唯一の懸念だったので、今回レバレッジポートフォリを開始する事により、分散性を向上させながら少額で効率よく成績を高められるので無いかと考えています。
高配当PFは弄らずに現状維持で、将来に向けHDV, VYM, BLV, IAUの四種を配当再投資していこうと思います。
過去の自分であればSPXL等扱いの難しい投資は避けていたところですが、しっかりデータを確認した事により自分の中で腹落ちし投資に挑めそうです。
投資を始めて驚いている事は、自分の考えがどんどん変化していると言う事。
投資を初めた初期はバイアンドホールドが完全な戦略であって短期売買は才能のある人だけのものと考えていました。
最近は長期運用と短期売買、2つの資産に分けて運用しても良いんじゃないかと、考えるようにもなっています。
大切なことは失っても、投資を続けることが重要何だなと思うようになってきたからです。
投資に正解は無いけど、色々な思考を巡らせて実践するのは楽しいですね。
マーケットが動き続ける限り、一生退屈しなさそうです。